春になると、店頭には色とりどりの春野菜が並びますね。旬の野菜は栄養価が高く、季節を感じられる食材として魅力的です。
「せっかくなら愛犬にも春野菜を食べさせてあげたい」と思う方も多いのではないでしょうか?

でも、ちょっと待ってください!
野菜の中には、犬にとって危険なものもあるんです。

この記事では、

  • 犬に与えてOKな春野菜
  • NGな野菜
  • 与える際の注意点 を、分かりやすい表やポイント付きで解説します。

✅犬に与えてOKな春野菜10選

春が旬の野菜の中には、犬にとっても体に良い栄養素がたっぷり含まれているものがあります。ただし、「与え方」や「量」に注意することが大切です。

野菜名主な栄養素与え方のポイント
キャベツビタミンC、食物繊維加熱して細かく刻む。生は少量で。
小松菜鉄分、カルシウム生でもOK。加熱するとより安心。
菜の花抗酸化物質、ビタミンC茹でて細かく刻み、苦味が強い場合は避ける。
ブロッコリービタミン、食物繊維茹でて花部分を中心に。茎は固いので除く。
春にんじんβカロテン生でもOK。すりおろすと消化によい。
スナップえんどうビタミンC、食物繊維必ず加熱し、皮をむいてから与える。
新じゃがいもカリウム、ビタミンC芽と皮を除き、茹でて潰す。生はNG。
アスパラガス葉酸、カリウム柔らかい部分を加熱して。筋張った部分は避ける。
大根消化酵素、ビタミンC生でも加熱でもOK。辛味が強い部分は避ける。
たけのこ食物繊維穂先のみ、しっかりアク抜きしたものを少量。

⚠犬にNGな春野菜(食べると危険なもの)

春に出回る野菜の中には、犬にとって有害な成分を含んでいるものがあります。中毒症状や最悪の場合、命に関わることもあるため要注意です。

野菜名理由
玉ねぎ赤血球を壊す成分があり、加熱してもNG
にんにく玉ねぎ同様、中毒の原因となる成分あり
ニラ少量でも中毒の可能性がある
らっきょう消化不良や中毒のリスクが高い

ポイント
→ 玉ねぎ・にんにく・ニラなどは、「スープ」「炒め物」「だし」に使ってもNG!
調理した料理の中に混ざっていても危険です。


🍽犬に野菜を与えるときの3つのルール

どんなに安全な野菜でも、与え方を間違えると体調不良の原因になることも。以下の3つのルールを守って与えましょう。

① はじめての野菜は「少量から」

犬にもアレルギーやお腹の弱さがあります。体に合うかどうか確認しながら少しずつ。

② 味付けは絶対にしない

塩・バター・調味料は犬にとって負担になります。素材そのままが基本です。

③ 細かく刻む・すりおろす

犬は野菜を噛み切るのが苦手なことも。消化しやすいように工夫して与えましょう。


🐾春野菜を使った簡単おやつアイデア(おまけ)

ブロッコリーとにんじんのふりかけ
【作り方】

  1. ブロッコリー(花部分)とにんじんを茹でてみじん切りに
  2. フライパンで水分を飛ばしながら炒める
  3. 冷まして、フードの上にトッピング!

栄養補助にもなり、食いつきもアップします♪


🌸まとめ:春野菜を上手に使って、愛犬と一緒に春を楽しもう!

春野菜は、愛犬の健康をサポートしてくれる栄養がたっぷり。
でも、「食べていいもの」と「NGなもの」をしっかり見分けることが大切です。

ほんのひと手間で、愛犬にも春の美味しさを安心しておすそ分けできますよ。


※もし心配な場合は、与える前に獣医師さんに相談するのがおすすめです。