糖質を制限するケトジェニックダイエットでは、「野菜=ヘルシーだから安心」と思っていると、思わぬ落とし穴があることも。じつは野菜にも糖質が多いものと少ないものがあり、選び方を間違えるとケトーシス状態が崩れてしまうこともあります。
この記事では、ケトジェニック中でも安心して食べられる野菜の一覧と、簡単に作れるおすすめレシピをご紹介します。

ケトジェニック中の野菜選びで気をつけるポイント
ケトジェニックダイエット中の野菜選びには、以下のようなポイントがあります。
✅ 低糖質(100gあたり5g以下)かどうか
糖質量が多い野菜はケトダイエットには不向きです。なるべく糖質の少ない野菜を選びましょう。
✅ 食物繊維が豊富か
食物繊維は腸内環境を整えるのに効果的です。便秘予防や血糖値の急上昇を抑える助けにもなります。
✅ 量を食べてもケトーシスを邪魔しないか
サラダや炒め物など、日々の料理で食べやすい野菜を選びましょう。
ケトジェニックOK!食べて良い野菜一覧【早見表】
野菜名 | 糖質(100gあたり) | 食べてOK? | 特徴・ポイント |
---|---|---|---|
アボカド | 約0.9g | ◎ | 脂質豊富で腹持ちがよく、栄養価も高い |
ほうれん草 | 約0.3g | ◎ | ビタミン・ミネラルが豊富、火を通しても◎ |
ブロッコリー | 約0.8g | ◎ | 抗酸化作用があり、食物繊維もたっぷり |
きゅうり | 約1.9g | ◎ | 水分多めでサラダに最適、糖質も少ない |
キャベツ | 約3.4g | ◎ | 使い勝手抜群!煮ても炒めてもおいしい |
ズッキーニ | 約1.5g | ◎ | 焼くと甘みが増して美味、糖質も低い |
レタス類 | 約0.5~1.5g | ◎ | 量を食べやすく、満腹感が得られる |
セロリ | 約1.9g | ◎ | 食物繊維が豊富で香りが食欲を刺激 |
なす | 約2.9g | ◎ | 水分が多く、油との相性も抜群 |
食べ過ぎ注意・NG野菜リスト
以下の野菜は、糖質が高めなためケトジェニック中は控えたほうがよいとされています。
- じゃがいも(約17.6g/100g)
- さつまいも(約30g/100g)
- にんじん(約6.5g/100g)※少量ならOK
- ごぼう(約9.7g/100g)
- トウモロコシ(約15.5g/100g)
- かぼちゃ(約17g/100g)
ケトジェニック向けおすすめレシピ
🥑 アボカドと卵のチーズ焼き
材料(1人分)
- アボカド 1個
- 卵 1個
- ピザ用チーズ 適量
- 塩・こしょう 少々
作り方
- アボカドを半分に切って種を取り、くぼみに卵を割り入れる。
- チーズを上からのせて、トースターで5〜7分ほど焼く。
- お好みで塩・こしょうをふる。
🥦 ブロッコリーとベーコンのガーリック炒め
材料(2人分)
- ブロッコリー 1株
- ベーコン 2枚
- にんにく 1かけ(少量ならOK)
- オリーブオイル 大さじ1
- 塩・こしょう 適量
作り方
- ブロッコリーは小房に分け、下茹でする。
- フライパンでオリーブオイルとにんにくを熱し、香りが立ったらベーコンを炒める。
- ブロッコリーを加えて炒め、塩・こしょうで味を調える。
🥬 キャベツとツナのマヨ和え
材料(2人分)
- キャベツ 2枚
- ツナ缶(オイル漬け) 1缶
- マヨネーズ 大さじ1
- 塩・こしょう 少々
作り方
- キャベツを千切りにしてさっと茹でる。
- 水気を切ってツナとマヨネーズで和える。
- 塩・こしょうで味を整える。
まとめ|よくあるQ&A
Q1. 野菜はケトジェニック中でも毎日食べていいの?
はい、種類と量に気をつければOKです。低糖質な野菜を中心に、1食あたり100g〜150g以内を目安に取り入れましょう。
Q2. サラダにドレッシングを使っても大丈夫?
基本的に糖質の少ないドレッシング(マヨネーズ、オイルベース)ならOKです。ただし市販の和風・フレンチ系ドレッシングには砂糖が多く含まれているものもあるので注意。
Q3. 根菜類は全部NG?
すべてがNGではありませんが、糖質が高いものが多いため避けるのが無難です。にんじんやごぼうは少量なら使えますが、じゃがいも・さつまいもは完全NGです。
Q4. 冷凍野菜でも問題ない?
はい、無添加で糖質が加えられていない冷凍野菜なら大丈夫です。ブロッコリーやほうれん草、カリフラワーなどは冷凍でも使い勝手が良く、時短調理にも役立ちます。
Q5. ケトジェニックに向いている野菜の見分け方は?
「葉物・果菜類(アボカド、ズッキーニなど)を選び、根菜類は避ける」のが基本です。迷ったら、100gあたりの糖質をチェックすると安心です。